7月8日(火)、本校において令和7年度福島県特別支援教育研究会講演会を行いました。
十文字学園女子大学教育人文学部児童教育学科特別任用教授・学生総合相談センター長 中西郁先生を講師にお招きし、「知的障がい教育における自立活動の指導 ~個別の指導計画を生かした授業づくり~」をテーマに御講演いただきました。講演会を通して、中西先生から自立活動の指導の基本的な考え方や指導の充実に向けた指導目標と指導内容の設定方法についてお話しをいただきました。参加した各学校、幼稚園、認定こども園の職員にとりまして、新しい視点を学ぶと同時に日頃の「指導者」「教師」「授業担当者」自身の自立活動の指導を見つめ直す良い機会となりました。中西先生から教えていただいた、「自立活動は障がいの特性と実態に応じた指導である。」ということを教員一人一人が意識しながら、今後も子供達の強みを生かし、一人一人が主体的に取り組むことのできる自立活動の指導の充実に努めていきたいと思います。




今年度の校内研究の研究テーマは、「児童生徒が主体的に学び、将来に必要な力を育むための自立活動の指導(1年次)~実態把握から指導目標・内容を設定するまでのプロセス~」です。主に、課題関連図の作成を通して、児童生徒の実態把握から中心課題を導き出して指導目標を立て、その目標を達成するために必要な指導内容を設定するまでのプロセスについての基礎的な理解を図りながら1年間研究に取り組んでいきます。
4月には、全体研修で校内研究の内容や方法について説明を行い、テーマの共有化を図りました。また、自立活動の指導で大切にしたい点について、学習指導要領に基づきながら確認を行いました。
5月には、グループ編成や研修動画の視聴、6月には課題関連図の作成演習をグループ別に行いました。演習の中では、児童生徒の姿からそれぞれの背景・要因を考え、話し合いを深めながら中心課題を導き出すことができました。7月には、自立活動に関するテーマで講演会を実施する予定になっており、教員の専門性向上に向けて、より研修を深めていきたいと思います。
〈小学部〉



〈中学部〉



〈高等部〉



【主催】福島県特別支援教育研究会
【日時】令和7年7月8日(火) 14:20~16:30
【場所】福島県立会津支援学校体育館
【講演】「知的障がい教育における自立活動の指導~個別の指導計画を生かした授業づくり~」
講師:中西 郁 氏(十文字学園女子大学 教育人文学部 児童教育学科
特別任用教授 学生総合相談センター長)
【対象】会津地区の幼稚園、保育所、認定こども園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校
の教職員希望者
【参加費】無料
【参加申込み】案内にあるQRコードまたはURLより必要事項を入力の上、6月24日(火)
までにお申込みください。
ご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。
【事務担当 福島県特別支援教育研究会 遠藤徹
福島県立会津支援学校 TEL 0242-32-2242】
ご案内.pdf

今年度の小学部は4教科(生活、国語、算数、音楽)、中学部は3教科(国語、数学、理科)、高等部は4教科(国語、職業、数学、保体)のグループを編成して研究をしています。2学期の校内研究は、1学期に行った演習を踏まえて各自授業シートを作成し、授業実践を行った後、グループごとに協議を進め、授業の評価を行い、改善点を話し合っています。また、今年度のテーマである単元構成の工夫についての協議では、様々な意見を出しながら互いに学び合うことができ、次の授業づくりや教師の授業力向上につながっていると感じています。今後は、今年度の校内研究の反省から成果と課題をまとめていく予定です。
(小学部) (小学部) (高等部)

(高等部) (中学部) (中学部)
